うぱ@エンジニアの日記

キラキラアメリカ生活

Oビザを取ってアメリカに住む

今回は、私が日本の大学を卒業してからアメリカの会社に就職するにあたってお世話になったO-1ビザというやつについて簡単にまとめておこうと思います。私の知る限り日本の新卒学生がOビザをとる流れをまとめたブログは見たことがない(日本語では)ので、きっと誰かの役に立つんじゃないかと思います。ちなみにほぼ100%私の経験(2016年)と記憶に基づいているので、正確な情報かどうかは怪しいかもしれません。

 

O-1ビザとは

細かいことはO-1ビザでググってみてください。例えばこんなのがヒットしました。

http://www.swlgpc.com/jp/ourservices/nonimmigrantvisas/o1/

 

とりあえず、科学や教育、事業、スポーツの分野における卓越した能力があればいいらしいです。たぶんイチローとか大谷翔平とかがスポーツ枠なんだと思います。最近だと、ピースの綾部っていう人が芸人でOビザ取ってたと思います。

ここで強調しておきたいのは、科学枠は思っている以上にハードルが高くなくて普通に学生をやっていれば条件をパスできる可能性が結構あるということです。実際に私の大学の知り合いはだいたいOビザでアメリカ企業に就職していました。

 

H-1BとO-1ビザの違い

  • H-1Bは抽選がある。2016年は当選率30%くらいだった気がします。
  • O-1は抽選がない。
  • O-1の方が審査がややめんどくさい。
  • O-1の方がさっさとグリーンカードが取れる

 

細かいメリット・デメリットは色々あるんですけど、とりあえずこれだけ知ってればいいでしょう。取れるならO-1ビザの方が確実だし良いと思います。私の場合は会社がH-1BとO-1の両方をサポートしてくれたので、内定をもらえたら両方サポートしてって交渉してみるといいと思います。ちなみに私はH-1Bの抽選に落ちました。

 

O-1ビザの基準

どれくらい卓越した(?)業績があればO-1ビザ取れるかというのは弁護士次第っぽいんですが、私が知っている情報をまとめると

  • 博士
  • 論文何本か
  • 被引用数100件
  • 国際学会とかで受賞経験
  • 偉い人の推薦書

あたりがあれば問題ないみたいです。私の場合はこんな感じでした。

  • 博士(工学)
  • 論文誌3本(主著のみ)
  • 国際学会6件(主著のみ)
  • 特許4件(主著のみ)
  • 招待講演・セミナー8件
  • 被引用数40件
  • 受賞9件(小さいやつも含めて書けるだけ書きました)
  • 世界中の色々な人から推薦書9本(そのへんのIEEEフェローとかに頼みました)

被引用数はある程度増えるのに時間がかかるので、それなりの理由(学生で論文書いてから時間が経ってないとか)を書けばOKと言われました。一応こんな感じでサクッとビザが取れたので、真面目に学生をやっていれば問題なさそうな感じでした。

 

Oビザ申請の流れ

書類準備に3ヶ月(推薦書集めを含む)

審査1-2ヶ月

3月くらいから書類の準備をはじめて8月末くらいにビザが出た気がします。

 

まとめ

真面目に学生やってたならOビザおすすめです

タピオカのみたい